「自分軸で生きる」 

誰だって自分を知る旅の途中 だからこそ自分を知ることの楽しさを伝えるブログ

天才!

「律は天才だな」

 

「しあわせをみつける天才だ!」

 

これは、朝ドラの「半分、青い。」の楡野鈴愛(にれのすずめ)のセリフ。

 

高校を卒業して、漫画家になるためにまっすぐに生きている鈴愛。

それと比べて、同じ日に生まれた優秀な律君は大学生。

優秀だけど、まだ自分のしたいことがわからない。

「だけど、ボクは焦らない。」

「大学も楽しいし、東京も。なんだって楽しいよ」

 

そんな律に鈴愛は、「律は天才だな。しあわせを見つける天才だ!」

 

しあわせを見つける天才!

 

これ、最高の承認の言葉。

 

自分にこの言葉を言い続けたら、きっと細胞レベルから幸せになっていくに違いない。

 

ボクのクラスでは、自己肯定、自己承認、自分への積極的宣言のためのアファメーションとして、こんな言葉を自分に聞かせる実習がある。

 

数百億個ともいわれる神経細胞ニューロンは、ほかのニューロンと情報伝達をするためにシナプスで接続する。

 

ボクたちの持つ価値観は、この神経伝達によって決定づけられている。

 

否定的な考え方になってしまう人は、そのような伝達経路を持っている。

何をやってもだめだ!といった考えは、そのような回路になっているということ。

 

それを、断ち切るには、新しい回路にするための新しい言葉、新しい宣言が必要。

 

鈴愛は自然にそれをやっている。

それを見つける鈴愛も天才だ!

 

人生の知恵。

 

きょうからみんな、

 

「ワタシはしあわせをみつける天才だ!」と、自分に行ってあげようではないか!

 

 

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この世界にワタシは存在するか

「ワタシ」とは誰か。

 

紀元前からの謎であり、人類はその答えをあいまいにしたまま生き続けている。

 

答えが出てしまったら、人類は絶滅してしまうという学者もいた。

 

賢人タレスは「人生で最も困難な事は自分を知ること」と言っているし、ギリシャの神殿にも「汝自身を知れ」と記されているという。

 

「この世界にアイは存在しません。」

と言う数学の教師のひと言から始まる物語がある。

 

「二乗してマイナスになる、そのような数はこの世界に存在しないんです。」

 

数学は得意ではないので理解に苦しむけれど、

i   × i  = ー1

のことらしい。

i はその虚数単位。

 

しかしこの物語は数学の話ではない。

 

アイというシリアからの養女の話。

 

アメリカ人の父と日本人の母。

 

申し分ないほどに大切に愛されて育ったアイ。

 

しかし、なぜ自分が選ばれたのか、今この瞬間にも死に直面しているシリアの子どもたちの中のひとりでなく、なぜ自分だったのか。

 

アイは、幸せであればある程、苦しみ、自分のアイデンティティが消えていく。

 

だから、「この世界にアイは存在しません。」と言うひと言に、アイは自分を重ねてしまう。

 

自分が誰であるのかわからない。

 

苦しむほどにこのことに直面することは、人生で、そう度々はないだろう。

 

あったとしても、答えが出ないから、人の脳は、その混乱を避けるために、目の前の安易な答えの出ることに意識を向ける。

 

おいしそうな食べ物だったり、素敵な異性だったり、感動的な景色だったり。。。

 

アイは、両親に愛されれば愛されるほど、その事に苦しむ。

 

数々の幸福と、その事に苦しむことと、多くの試練の後に、その時々を一緒にいてくれたミナという親友に告白される。

 

「アイは、本当の私をくれた」

 

この言葉に、アイは気付かされるのです。

 

「それは自分の方だ」と。

 

この世界に自分が存在しているのは、いや存在出来ているのは、愛されたり、大切にされていたり、認められているだけでは、そうは思えない。

 

自分が自分をそれを認めない限り、つまり、

「この世界にアイは存在しません。」という言葉を信じている限り、

ワタシは、私にはなれないのだ。

 

若かりし頃、あるセミナーで、自分に誓ったことがあったのを思い出した。

 

「私は、自分を受け入れています!」

 

オイオイ、お前は受け入れすぎだろ、という突込みが聞こえてきそうですが、30歳の自分はそんな自分だった。

 

でも、今の自分の始まりが、この宣言だったのかもしれない。

 

あっ、この小説は、『 i  

 

最近、娘の本棚を物色して読んでいるせいか、西加奈子が続いてしまう。

 

 

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FORGIVE THEM ANYWAY~それでも許しなさい

マザーテレサの名前を知らない人はいない。

 

沢山の愛されていない人や、誰からも世話をされない人たちのために生涯をささげた。

 

だからマザーの言葉は、心に響く。

 

最近、娘から突然メッセージとともに、マザーの言葉が送られてきた。

 

People are often unreasonable, illogical, and self-centered;
Forgive them anyway.

 

人はしばしば不合理で、非論理的で、自己中心的です。
それでも許しなさい。

 

この後にも、まだまだたくさんの言葉が続きます。

 

でも、ボクはこの冒頭の一言に心打たれてしまった。

 

・・・それでも許しなさい。

 

許せないことが多いから、苦しみます。

嘘としか思えない弁明を繰り返す官僚や政治家

幼い子供を無残な姿に変える殺人鬼

公共の場での傍若無人な態度

 

身近な人の事であれば、苦しみは増す。

 

幼い時に言われた親からの一言・・・「お前さんはいつも・・・・」

友人からの一言・・・・「もう友達でいるのやめるから」

先生からの一言・・・・「どうせ宿題忘れた事をごまかそうとしたんだろう」

職場の先輩からの一言・・・・「何を考えているのかわからないやつだ」

別れた女性からの一言・・・・「こんなはずじゃなかった」

 

何年も何十年も前の一言なのに、その時の様子まで鮮明に覚えている。

今では笑い話にできることなのに、きっといまだに覚えているのはまだ許せないからなのかもしれない。

 

でも、許しって何なのだろう。

 

FORGIVE ~ FORE GIVE  未来に与えること、と読むこともできる。

許せないのは、過去にしがみついて手放せないということ。

 

握りしめている手を開いてあげれば、過去を解き放つことができる。

 

過去の、あの人、あのことを許せないのではなく、ただそれを握りしめている自分がいる。

 

許しは、私たちの人生を未来に進ませてくれる。

 

ジキルとハイド~もう一人の自分

人間には、おもての顔と、裏の顔がある。

 

よそいきの顔をペルソナと言い、内側に隠された顔をシャドウとユングは呼んだ。

 

ご存知『ジキル博士とハイド氏』は、スティーブンソンの小説で、読んだ人は少ないかもしれないけれど、その物語のことは多くの人が知っている。

 

ひとりの人間の人格にある善と悪を、別々にすることができれば、完全なる善、完全なる悪を創り出せる。

 

そうすれば、善なる自分は、邪悪な自分に脅かされることはなくなる。

そんな事を考えたジキル博士が引き起こす悲劇。

 

精神疾患の診断としては、多重人格障害という名称がつくのだけれど、別に病気じゃなくてもだれにでも隠された裏の顔がある。

 

おまけに、それを全く意識していない人だってたくさんいる。

 

たとえば、先日も有名芸能人が、酒でやらかしてしまったのはまさにその裏の顔。

 

誰の中にもある社会性から外れた部分を、普段は抑制出来ていても、病気やお酒で自我が弱くなってしまうと、その裏の顔がするりと現れてしまうのだ。

Yは、男らしくてかっこよかったけれど、取り返せないほどの失敗をしてしまったわけです。

 

Yだけじゃなくて、誰にだって、一度や二度、思いがけない自分が登場してしまって、後になって後悔したことはいくらでもあるでしょう。

 

だからこそ、自分の内側に潜む邪悪なもう一人の自分の存在をしっかりと自覚しておかなければならないのです。

 

邪悪な自分を切り離す事なんかできっこないのであり、完全な善なる存在などこの世には存在しない。

だから、あの人は完璧だ、とか、あれほどの人格者はいないなどと尊敬されている人は、きっとそう思われるたびにものすごく葛藤しているに違いない。

 

お陰様で、私はそういった葛藤を味わわないで済んでいるのだけれど。

 

仏陀も悟りを啓くまでその苦悩の中にいた。

 

隠せば隠すほど、その邪悪なエネルギーはその力を増していく。

しっかりと認識して、正しいやり方でそのエネルギーを解放してあげるのが現代のセラピー。

 

三谷幸喜の『酒と泪とジキルとハイド』は、悲劇を喜劇にした小劇場スタイルの演劇。

ああやって、邪悪な自分を笑い飛ばしてしまうのもいいセラピーかもしれない。

 

完成できなかったのをごまかすために、ハイド役のする役者を雇ったものの、婚約者イヴがそのハイドを好きになってしまい、、、、

でも、思い込みの激しいイヴが飲んでしまったインチキ薬で目覚めた邪悪なイヴは、真面目で堅物のジキル博士の事が好きになり、と、舞台は大混乱で、客席は大爆笑。

 

でも、人生はそうはいかない。

「自分セラピー」は簡単な事ではないけれど、その第一歩は、邪悪な自分を切り離して完全な自分を目指すのではなく、善も邪悪も兼ね備えた自分を認めることから。

 

心の中はよほどのメンタリストでもなければ、誰にも読み取れない。

でも、自分だけは、心の中のつぶやきに耳をすますことができる。

 

なんだよバカヤロウ、も

フザケンナヨこのくそオヤジ、も

イカゲンにしろこのババァ、も

あなたのもうひとりの人格が放っている言葉。

 

そんなことを考えた自分を責める前に、そういう自分がいることを素直に認める。

その自分を認めて、その邪悪な自分と向き合っていくことで、人格が成長していくのだ。

 

ウルトラマンシリーズも、『ゲド戦記』も、『ハリーポッター』シリーズも、『スターウォーズ』も、結局この邪悪な自分を象徴化した「悪」との戦い。

普遍的に、そう、誰もが興味のある分野なのです。

 

さて、あなたが自覚している邪悪なもう一人の自分、今、なんてつぶやいていますか?

 

 

 

僕の講座です。

自己分析メソッド - 柴崎嘉寿隆の未来創造塾/クエスト総合研究所

 

 

お客様の悩みは何でござんしょ?

たまに本屋を覘く。

小説のコーナーも好きだけれど、ボクは児童文学や絵本が好きでうろうろする。

絵本はいい。

スタンダードなものは、何十年も変わらずにおいてある。

ボクは、子どもの頃に読み聞かせをしてもらった事がなく(これは母親にも確認済み)

目覚めたのは、40過ぎてから。

 

河合隼雄先生の著作に触れて、大人こそファンタジーに触れるべきであるという言葉と共に紹介されていた本を片っ端から読んだ。

ファンタジーは、魔法や現実にありえないようなことばかりで嫌いだという人たちには、「現実はファンタジー以上におかしなことが起きているでしょ」と先生は優しく諭す。

ファンタジーの良さは、目の前の現実に向きあうための様々な視点を提示してくれること。

 

『ふしぎな駄菓子屋●銭天堂●』というおかしな本を読んだ。

 

帯には、「お客様の悩みは何でござんしょ?」と書いてある。

 

悩みだらけのボクは、さっそく読んでみる事に。

かつて、『笑ぅせぇるすまん』という、藤子不二雄Ⓐの漫画があったのを思い出した。

喪黒福造なる不思議な男が登場するブラックユーモアで、テレビアニメのあの声が今でも耳に残っている。

 

『銭天堂』の物語は主人公は女性。

舞台は、駄菓子屋。

悩んでいる時や困っている人の目の前に突然現れる街中の路地。

その奥に見たこともないような駄菓子屋。

訪れると、「猫目アメ」「骨まで愛して・骨形カルシウムラムネ」「ぶるぶる幽霊ゼリー」「コウモリせんべい」などなど。。。

そこには、こい赤紫色の着物を着た、どっしりふとったまるで相撲取りのような迫力のある女主人 紅子。

結い上げている髪は真っ白。

もうこれだけで怪しい。

 

物語は短編で、水が怖くて泳げない女の子や、おにいちゃんにいつも怖い話をされて泣いている妹が、この紅子に勧められて買った駄菓子で救われる。

楽して有名になりたい美容師や、子育てが大嫌いなシングルマザー、駄菓子を万引きした男の子は、痛い目にあわされる。

 

現実世界には、こんな魔法の駄菓子は売ってはいないし、紅子もいないのだけれども、心の世界には、魔法使いや奇跡を起こすパワーがちゃんと存在している。

 

悩みはその人を成長させるために現れる。

ただ悩まされているわけじゃない。

人間関係の悩み、仕事の悩み、家族の悩み、経済や健康の悩み、、、、

悩んでいる時は確かに苦しいけれど、悩みの原因探しを外から、内に切り替えると未来が開けていく。

簡単ではないけれど、だからこそ自己分析はとても大切。

 

紅子さんは、お客が上手くお菓子を使えると、すぐわかる。

小瓶の中にもらったお金を入れておくと、それが金色の招き猫に変わる。

でも、上手く使えないと真っ黒な影になる。

上手く使えたお客は、みな逃げずに向き合っていた。

きちんと自分に向き合っていくとボクたちの心の中にも、金色の招き猫が生まれるんです。

 

さて、今日のあなたの悩みはなんでござんしょ?

人のせいにしないで、ちゃんと自分に向き合ってみましょうね。

本当の生き方を探す

ずっと読みたかった本をようやく手に取ることができました。

 

評判通り、いや、それ以上に、心の機微が表現されていて、とても面白い物語です。

 

『サラバ』西加奈子

 

ストーリーは読んでいただくとして、その中に、主人公の姉弟の会話があります。

 

物語は弟の視点から語られていて、学生時代はそれなりにもてて、バイトの延長で得たライターの仕事も順調で、忙しくしている。

姉は子どものころから、自分勝手に生き、家族を振り回し、できればかかわりを持ちたくないような姉。

ところが、30を過ぎたあたりで、弟は挫折し、姉は自分の本当の生き方を見つけた。

 

「ねえちゃんは、なにを信じているん?」

「ヨガって、いろんなポーズがあるでしょう。そのどれも、体の幹のようなものがしっかりしていないと出来ないの」

「それが信じることと何の関係があるん」

「バランスが大切なのよね。そのバランスを保つのにも、体の芯、その、幹のようなものがしっかりしていないとだめなの。からだを貫く幹が」

「・・・・・・」

「幹。私が見つけたのは、信じたのは、その幹みたいなものなの」

 

体幹を鍛える、ということをよく耳にします。

心の幹は、、、「自分軸」

 

からだを貫く幹、を創り出すことが、生きたい生き方の第一歩です。

 



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アイデンティティを取り戻す女性たち

30後半の女性たちから、よく言われる悩みがあります。

「自立したいけど、色々あってできない。」

 

男性たちと肩を並べて仕事をしていても、
たとえ女性の社会進出が当たり前になっていても、
やはり女性であることのハンディを感じる人は多いようです。

 

キャリアを積んでいても、
結婚、出産、子育てをしている数年間の間に、

役割にどっぷりとつかってしまいます。

 

〇〇ちゃんのママ

◇◇さんの奥さん

 

両手に子どもの手を取り街を歩いていて、突然

「私はいったい誰なのだろう?」と、
心の奥底から声が聞こえてくる人もいます。

 

でも、この声はとても大切なこころの声。
知らないうちに自分らしさから離れてしまうからこそ、

気づけるのです。
そして、

自分の事を見つめる心の旅が始まるのです。

 

自分軸を創る

そして、自分らしさを生きる

 

何かの縁で、このブログに出会った今が、

その旅を始めるタイミングかもしれませんね。

 

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二子玉川で出会ったコア

 

 

*ボクの講座です。

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