本が、ようやく!!
2018年から書き始めた、グロースの本が、ようやく形になって、出版されます。
タイトルは『勇気の育て方』
昨年は、コロナ感染拡大で実施を見送りましたが、それまで30年間続けてきた、子どものための野外体験学習「グロースセミナー」。
北海道の士幌高原で毎年夏に繰り広げられ、毎年ドラマが生まれる、ボクが大好きなセミナーです。
この子ども向けのセミナーは、知る人ぞ知る!なのですが、参加した子どもたちに伝えてきたメッセージを、より多くの人に伝えていけたら、という思いを、今回編集作業に携わってくれた石島友子さんが、カタチにしてくれました。
出版社は、教育関係に強い一万年堂出版さん。
担当の、宮地さんが原稿をものすごく気に入ってくれて、「こんなキャンプ聞いたことがない!」と興奮気味に出版を約束してくれたのです。
読者になっていただくみなさんにメッセージを書いてみました。
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ほんの小さな一歩を踏み出すだけで、人生は大きな変化を遂げていきます。でも、その「ほんの小さな一歩」が踏めずにいる子どもがたくさんいます。
その一歩に欠かせないのが「勇気」。
「さあ勇気を出して!」と言われても、簡単には踏み出せない。
この「勇気」も、ボクたち大人が育ててあげれば、子どもの人生は一気に前に進みます。
勇気を出して一歩前に踏み出せば、そこには新しい自分がいるのです。
この本には、自分で決めて一歩前に踏み出した子どもたちのエピソードがたくさん紹介されています。
原稿を読んだ、ボクの周りの友人たちが「子どもだけじゃなくて、大人の自分たちにも役立つ」と喜んでくれています。勇気を育てて、一緒に子どもたちの未来を創り出していきましょう。
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本日4月27日からAMAZONで、予約サイトがスタートしました。
自分が大好きでやってきたことが、書籍という形になることに感謝でいっぱいです。参加してくれた子どもたちも、今では子どもを持つお母さんもいて、親子二世代でグロースに参加した方もいます。
多くのボランティア、そして、ヌプカの里の皆さん、士幌のオヤジたち、お世話になった方々がいて、継続してこれました。
コロナが落ち着いて、またグロースセミナーを再開できる夏を楽しみに、この本をお届けします。
一万年堂さんが、出版記念の講演イベントを企画してくださいました。
詳細が決まったらまたご報告いたします。
発売は、5月末。
楽しみです。
感謝 驚きとともに 感謝
つい数日前に、NPO法人子ども未来研究所の財政危機にあたって、クラウドファンディングでの協力を皆さんにお願いしました。
わずか、3日。
あっという間に、目標額の100万円を達成しました。
驚いています。
そして、どう受け止めていいのか戸惑っています。
私自身、助けを求めることは得意ではありません。
多くの人が、人を助けることはするけれど、自分から助けを求めることはしないようです。
助けを求めることは
弱いことだし、
依存的だし、
甘えているし、
自分でできないのならやめた方がいいし、
といった具合に、否定的なささやきが、次から次に襲い掛かってきます。
そんな声を聴きたくないから、助けを求めることはせずに、自分で何でもしてきました。
多少の赤字なら補填することは可能だし、誰かに負担をかけることは望ましくない。
でも、そんなことを言っていられない状況になってしまったわけです。
勇気をもって、助けを求めよう。
そう決断したのが、昨年から本部の一切をお任せした、玉ちゃん(玉掛さん)と恵里ちゃん4(竹柴さん)の二人。
彼女たちが中心となって、プランし、各教室の主催者セラピストさんたちと話し合い、そして、このクラウドファンディングに、願いを託したわけです。
おかげさまで、今期の運営費の約25%が、確保できました。
何よりも、大好きな子どもたちの自由な表現の場を提供していかなければならない、という熱い思いとミッションが、皆さんに受け入れてもらえたのでしょうか。
ご寄付いただいた方、関心を持っていただいてシェアしていただいた方、本当にありがとうございました。
100年後の人間づくりを目指し、まずは、2021年3月までの
7月31日までの期間が、このファンドに与えられた時間です。
再度、下記リンクをシェアしていただけたら嬉しい限りです。
https://camp-fire.jp/projects/view/296812?list=art_populer
子ども未来研究所の事を知っていただくために、ホームページのリンクも貼らせていただきます。
多くの方にこの教室の大切さや楽しさを知っていただき、活動を継続していけるように
これからもご支援くださいますようお願いします。
子どもたちの自由な表現の場を、皆さんのお力を借りて必ず、守り続けていきます!
ご報告と、心からの感謝を皆様にお伝えします。
ほんとうに、ほんとうにありがとうございました。
引き続き、子ども未来研究所と、そこに集う子どもたち、そしてその子どもたちに丁寧にかかわり続けてくれているセラピストたちをお見守りください。
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7月に入りました。
今年の前半は、新型コロナに振り回され、いまもまだ安心できる状況は訪れません。
多大は影響を受けた個人も、企業も、経済も、社会も、この状況を受け入れながら、必死に新しいスタンダードを模索しています。
1999年、国会で承認されたNPO法に基づいて設立された、子ども未来研究所は、今年で22年目を迎えています。
聞いたところによると、法案成立直後から現在まで継続しているNPOは、数少ないのだそうです。
行政の支援も、企業からの援助もなく、ほぼ独自に活動を広げ、今日まで子どもたちの自由な表現の場を創り出してきました。
教室をカラダを震わせるほど楽しみにしている子どもたち、ご理解いただいている保護者の皆さん、愛情と熱い想いだけで活動を続けてくれているセラピストたち、
多くの方々に支えられた20数年です。
・親子のアートセラピー教室、
・自立に向けた小中学生向け野外体験学習「グロースセミナー」、
・家族で楽しむアートキャンプ「チャイアートキャンプ」、
・さらには、災害や事件被害で被害にあわれた方々への支援活動
も積極的に行ってきました。
しかし、今年は、、、、
野外活動はすべて中止せざるを得ず、さらにはアートセラピー教室も、子どもたちを会場に集めることが困難になってしまいました。
街の公民館をお借りして、
とことん好きなだけアート表現をする場は、子どもたちにとって、とても大切です。
現在は「蜜」を避け、万一のことを踏まえて、今年はほとんど活動ができていません。
それでも、セラピストたちは、画材を各家庭に送り、オンラインで子どもたちとつながりながら、何とかその活動を維持しています。
自粛が解除されたとはいえ、まだ子どもたちを会場に集めてセッションをするには、時期尚早と感じています。
経済的なバックアップがあるNPOではないため、今年は経済的な危機に直面しています。
そこで、この局面を乗り越え、子どもたちの自由な表現の場を取り戻せる日が来るまで、皆さんの支援をお願いすることになりました。
クラウドファンディングです。
目標額は、100万円。
子どもたちの自由な表現を守るため、どうぞ力を貸してください。
お願いします!
あたりまえのこと
ボクたちは、たくさんの ” あたりまえ " の中で生きている。
いつも通りの朝がやってくるはずだし、いつも通りの友がそこにいてくれる。
愛する人も大切な家族も、勤めている会社も、自分に与えられている仕事も、毎日の中に ” あたりまえ " のように存在している。
でも、 ” あたりまえ " はもはや ” あたりまえ " ではないことを突きつけられている。
仕事を失う人もいるし、突然大切な人を奪われてしまう人もいる。
必至に元通りの ” あたりまえ " を取り戻そうとしている人もいる。
正直なところ、” あたりまえ " が、もう今までの ” あたりまえ " ではなくなっていることを、すぐには受け入れられない。
でも、ボクたちは、あたらしい ” あたりまえ " を創り出して、日々新しい一日を創り出していかなければならない。
先日、WEB講演を依頼された。
会場ではなく、オンラインでの講演は初体験!
「まさかの時に問われる自分軸」と言うテーマで、話しをさせてもらった。
オンライン講演自体、ボクとって「まさか」だった。
それでも、今のご時世にマッチしたテーマだったからなのか、好評だったようだ。
ボクは、30年以上、目の前の参加者とやり取りをしながらの講演や講座をやってきた。
でも、今回は、目の前に人はいない。
約一時間以上、ただ一人話し続ける。
目の前に人がいて、話したら反応があって、声が聞こえて、空気感を感じる。
おもしろいことを言って笑わせて、受講する目的意識を高めるために工夫する。
価値ある時間を過ごせるように、30年の経験を活かす。
それが楽しいし、面白いし、そのやり方がベストだと信じていた。
このスタイルが、ボクにとって ” あたりまえ " のことだったのだけれど、今回は勝手が違った。
PC画面には誰もいない。
録画で、そこには参加者がいない。
だから反応も見えないし、声も全くなし。
それでも、後半、ふと「おい、結構一人でもいけてるじゃない」と、夢中に話している自分を客観的に見ている自分がいた。
今年になって、いろんな新しい一歩を踏み出すことになった。
止むを得ず始めた一歩だけれど、結果としては、新しい自分に出会う一歩になっている。
老年期を迎えてもまだ、チャレンジさせてくれる人生がありがたい。
いままでの ” あたりまえ " を、より広範囲に広げた、あたらしい ” あたりまえ " を創り出していく。
これも楽しそうだ。
変化するのは誰にとっても、億劫だし勇気がいる。
でも、人類には、きっとそういう力が与えられている。
未来の自分に、きょうまた種を植えていこう。
未来を創る
未来を創り出す
人は、夢を描き、願望し、それを手に入れるために必死に努力し、時には期待し、その夢を手に入れようとする。
もちろん、夢破れてしまうことの方が多いのかもしれない。
未来は、どうなるのかはわからない。
何かを実現してく方法論を教える優れた法則はたくさんあるけれど、すべての人に有効かと言うと、そんなに簡単なことではない。
未来は常に不確定で、誰もそれを自分の思い通りに、そして確実なものにはできないのだ、ということを知っている。
でも、いま誰にとっても幸せ、と言える、そんな未来を確実に創る方法が、たったひとつだけある。
あなたが外出を控え、誰にも会わない2週間を過ごすこと。
たったこれだけのこと。
138億年前に宇宙が誕生し、
46億年前に太陽が生まれた。
40億年前に地球上に生命が現れ、
700万年前に人類が誕生して、
20万年前に、ボクたちの先祖、ホモサピエンスが登場した。
それだけの時間を生き抜いてきた人類に与えられている時間の、ほんのわずか2週間。
長い人生(と言っても宇宙時間で言えばあっという間の)の中の、わずかな日数で、
今誰もが望んでいる、自由でステキな未来を創ることができる。
誰かじゃなくて、あなたが。
誰もが行きたい町へ行き、楽しく歩く。
会いたい人と会い、新しい出会いを楽しむ。
人いきれでむんむんした会場で、高らかに声を上げ、歌い、踊る。
お互いを励ましあい、手を握り、賞賛しハグをする。
共に笑い、共に泣き、共に生きる。
そんな未来を、今から確実に作る方法が、たったひとつある。
わずか2週間
自分の楽しみを忍耐し、みんながやっているから、と甘えるのを辞める。
自分一人ぐらいと、言い訳を言うのを辞めてみる。
そう、あなたの責任で、あなたが、自分の行動を律する。
そうすれば、あなたは、今日生まれてきた子どもに素敵な未来をプレゼントできるのだ。
いつの日か、誰もが幸せにあふれた人生を生きているとき、その子にそっと言ってあげる。
「これはね、あの時のボクたち一人ひとりが創り出した未来なんだよ」と。
4月のニュースレターから
● 新型コロナウィルス感染症から学べる事
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東洋の思想に、「一極二元論」があります。
「真理」を表現するためにも、この二つの側面が欠かせない要素である、と言う考え方です。
そして、その光と影を包み込む包括する概念が、そこに見えて来るのです。
、
● このウィルスが世界にひろがることで学ぶこと
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「人類の可能性」、「内的成長」、「関係性」、「知」、「愛」「生死」などなど、いくつも見えてきます。
● 今しかできないこと、今だからできること
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一日も早い収束(終息)を祈ります。
空っぽの場所に
バレンタインデーの日、クエストは新しいスタジオのお披露目会。
昨年の4月から部屋を探し始めて、何百件もの資料を集め、何十件もの物件を内見し、「ここにしよう!」と申し込みをしても、いくつもの物件で断られた。
正直焦りました。
今年の1月末には以前のビルから退室しなければならないのに、昨年11月になっても決まらない。
でも、9月ごろに「待ってました!」と言うような物件に出会える夢を見た。
それを、信じるしかなかったのだけれど、今となってみれば、本当にピッタリのいい場所に移ることができました。
空っぽの空間に、千桂子先生が寝ずに内装プランを練って、快適なスタジオと、気持ちよくオフィスワークができるスペースを準備しました。
後は、たくさんの人が集まって、完成。
そして14日、初めてたくさんの仲間たちが集まってくれて、ようやく新しいスタジオが生まれました。
ビル取り壊しでやむなく移転せざるを得なくなっただけなのに、今回の移転で、たくさんの方々から「おめでとう!」と声をかけていただきました。
初めは、「お祝いじゃないんだけどなぁ」と思っていたのだけれども、クエストの新しいスタートは、やはりおめでたいことなんだと自覚しました。
来てくれた皆さんも、SNSでお祝いの言葉をかけていただいた方々も、本当にありがとうございました。
アートセラピ―が、もっともっと世の中にとって役立つツールになるように、スタッフ一同頑張ります。
そして、このスタジオを皆さんが集まりやすい空間に育てていきます。
あっ、そういえば、通りを見下ろしながら一杯やるのもなかなかいいものでした。
そのうち、そーっと「夜の部」やろうかなって思っています(^^)