「自分軸で生きる」 

誰だって自分を知る旅の途中 だからこそ自分を知ることの楽しさを伝えるブログ

第30回グロースセミナー4日目その2(8月3日)

4日目は、高原実習。

ヌプカに滞在していながら、この高原を飛び出して実習をしてきた。

カラダも疲れているし、4日目はゆったりと高原で過ごす。

 

f:id:questshanti:20191016055558j:plain

午前中は、二つの実習。

ネイチャーゲームとアート。

 

ネイチャーゲームは目隠しイモムシ。

目隠しをして前の人の腰に手を当てて縦一列につながる。

先頭のイントラが、後ろに連なる子どもたちを引き連れて、高原の中を歩き回る。

 

時には、小さな岩をよじ登らせたり、ほんの少しだけジャンプさせたり、また座らせて草の感触を味わわせたり、

f:id:questshanti:20191016055523j:plain

目隠しイモムシ

f:id:questshanti:20191016055533j:plain

f:id:questshanti:20191016055542j:plain

 

目を閉じることで、子どもたちのイマジネーションが広がっていく。

高原のあちこちで、小鳥のさえずりとともに、子どもたちのはしゃぐ声が聞こえてくる。

 

日常生活で、長時間(この実習ではおおよそ30分)、目を閉じたままで行動することはない。

 

目隠しを解いた後、どの道を歩いたのかを全員で探す。

嬉々として高原を走り回る子どもたち。

遊びながら、子どもたちの感性がどんどん磨かれていくように見える瞬間だ。

 

 

もう一つの実習は、十勝平野を見下ろせる場所からアート。

「見渡す限りのすべてが自分の国で、自由にできるとしたら、どんな世界を創りたい?」

 

こんな問いかけをして、画用紙いっぱいに絵を描く。

 

f:id:questshanti:20191016055147j:plain

アートタイム

f:id:questshanti:20191016055510j:plain

f:id:questshanti:20191016055500j:plain



アートの表現の目的は、評価ではなく

 

「雲がきれいだからこのまま残したい」

「はなのくに」

「自然を残したまま、地下に高速道路をつくる」

「誰もケンカしない国」

「いい気持ちになれる国」

時には、

「戦いの騎士がゾンビと闘って」

いたりする国もある。

 

アートは、言葉以上にものがたりを語ってくれる。

イマジネーションを育てることは、見方を変えることのできる柔軟性が身についていく。

問題への対処だったり、人間関係、人への思いやりも、このイマジネーションの力が影響する。

何よりも、自尊感情を高め自分を好きでいられるためには、とても大切なものなのだ。

 

子どもじみた考え

子どもっぽい

 

と、「子ども」と言う単語を揶揄するように使われることがあるけれど、ボクたちの「心の中の子ども」を追いやってしまうことが、どれほどボクたち自身を苦しめてしまうことか。

たとえそれが非現実的であったとしても、その子どもの心の物語に耳を傾けることは、ボクたち大人のイマジネーションを育ててくれる、とても大切なことなのだ。

 

午前中の高原実習を終えて、いよいよ午後は、子どもたちが大好きな「サポーターゲーム」

 

続く