美術館に専任のアートセラピストがいる?
この秋に、国際博物館会議が京都で開催されます。
ICOMという名称で、世界最大の交際的非政府組織であり、141もの国々が加盟しています。
日本で初めて開催されるこの会議では、基調講演として建築家の隈研吾が招かれています。
当初、ここでプレゼンを依頼されていたのですが、諸所の事情で、収録したビデオを流すことになりました。
フラワーボックスで知られているニコライ・バーグマンさんや、建築家のエドワード鈴木氏などに名を連ねて、私も収録をしてまいりました。
インタビューの内容は、YOUTUBEでも配信する予定らしいので、その時にはまたお知らせします。
今回、インタビューに向けていろいろと調べ物をしていた時に見つけたのが、専任アートセラピストがいる美術館というネットニュースです。
カナダ、モントリオール美術館に数名いるそうです。
驚くのは、そのカナダのシステムです。
なんと、カナダでは、ドクターが患者さんに「美術館に行く」という処方箋を出すことができるのだそうです。
アートに自己回復を助ける力があることを、実践している国があるわけです。
英国でも、すでに病院内で、アート、ダンス、音楽、などのセラピーを選択できる環境が当たり前に存在しているようです。
英国の登録セラピストである中山美生さんから、そのお話を聞いたときには、驚くやらうらやましいやら。
その先進的な取り組みに、希望があふれました。
日本でも、きっといつの日か、誰もがアートを治療として選択することが当たり前になる日が来るはずです。
クエストでも、「生活にアートを」という願いを込めて、アートワークカフェを展開しています。
8月のイベントは、今話題の新国立競技場のすぐ近くで開催されます。
https://artcafe.questnet.co.jp/
アートの力を実感する時間を、是非日常の中で味わってみてください。