知らない自分を知る
かれこれ、30年以上、「自分を知る」ための講座をやっている。
アートセラピストになるうえで、セラピスト自身が自分を知っていなければならない。
ユングは、「教育分析の重要性」を語っている。
「クライアントになすのと同じように、いやそれ以上の徹底性をもってセラピストは自分を見つめなければならない」と。
ボクは、セラピストだけじゃないと思っている。
誰にとっても、生きていくうえで「自分を見つめること」は大事だ。
でも、その徹底性となると、一人ではなかなか向き合えない。
おまけに、向き合ったからと言って「自分をすべて知ること」は難しい。
それほど、人間を理解することはできないのだ。
「知ってどうする」とか
「自分ことはわかっている」とか
「怖くて見ることはできない」とか
向き合うことをしなかったり、先延ばしにする人は多い。
でも、一日でも早く自分を見つめることをしてあげるだけで、人生は驚くほどに前に進んでいくことを、ボクは確信しているし、自信を持って言える。
ボク自身、まだまだ知らない自分がいる。
先日修了した41期生からもらった似顔絵も、facebookにアップしたら途端にたくさんのいいね、が寄せられた。
自分では、「これはいくら何でも似てないでしょ」と思っていたのに、コメントの声は「似ている!」ばかり。
おまけに妻の千桂子先生からも、「そっくり」の一言。
知らない自分が、まだ存在している。
42期生、4月から始まります(^^)