変わりたい!願望
春が近づくと、なんとなく世の中がそわそわしてくる。
日本に限ったことではないかもしれないけれど、ボクたち日本人は特に春は特別な意味を持っている。
入学式を毎年のように繰り返し、新しく何かが始まる、ということが深層意識に植え込まれているのだろうか。
特に、今年は特別。
元号が変わる。
ひとつの時代を長く象徴する呼び名がもうすぐ生まれる。
言い換えれば、一つの時代が終わるのである。
関心がない人でも間違いなく日常になにかしらの影響があるはずだ。
新しい時代の始まりは、勝手に始まってしまうわけだから、自分にはどうすることもできないところが多い。
でも、「新しい自分」の始まりは、自分次第である。
人間は、深層意識の中に「変わりたい!願望」があるという。
安定した今を望む半面、心のどこかで、今以上の自分を思い描く。
不安定を心のどこかで臨んでいるともいえる。
難しい言い方をすれば、自我意識は安定を望み、無意識は成長と変化を望んでいるということ。
自我の言うとおりにしていれば、何とか現状は維持できるしある程度の満足はできる。
無意識の言うことを聴くと、「そんなことは無理だ」と答えてしまう。
人生を振り返ってきて、何千回、何万回「そんなことは無理だ、できない」と自分に言ってきたことだろう。
でも、振り返ってみると、人生の節目節目で「心の声」に従ってきた。
「変わりたい!」という声を無視できなかったのかもしれない。
子どもの頃は、毎日にわくわくしていた。
あの頃は、いつも新しいことばかりだった。
新しい時代が始まる
もしかすると、大人になってからの人生ではそう何度もないほどの機会が目の前に迫っているのかもしれない。
今「始める」ことで、未来が創られていく。
だから、新しい自分を始めることができる。
一歩、前へ!