「自分軸で生きる」 

誰だって自分を知る旅の途中 だからこそ自分を知ることの楽しさを伝えるブログ

29回グロースセミナー4日目その2

夕暮れの中、ラストイヤーの3人が点火して始まったキャンプファイヤー

 

グロースセミナーでは、最終日の夜に、4日間を振り返る大事な完了の時間を迎える。

 

子どもの頃のキャンプは、大人になっても心に残っている。

 

川遊びをしたり、森を歩いたり、虫取りをしたり、焚き火で飯盒炊爨をしたり。

どんなキャンプでも、子どもたちにとっては楽しい。

 

このグロースも、テント、登山、熱気球、MTB、ナイトハイク、高原実習など、盛りだくさんのプログラムがあるけれど、、、、

実はそれだけでなく、その実習に至るまでの「濃密なそしてとても大事な時間」を子どもたちは過ごしているから、より心に残るのかもしれない。

 

その時々で

自分の気持ちに気づくこと

したいことを自分で決めること

なおかつ、ひとりだけではなく、それを仲間たちと共有すること

上手くいこうが、上手くいくまいが、そんな時間を過ごした自分を認めること

これを繰り返す。

 

このプロセスを、グロースでは「承認する時間」と呼んでいる。

 

誰でも、褒められるのは嬉しい。

でも、それ以上に心に届くのが、「承認」

 

この違いを伝えるのは、簡単ではない。

(だからちょっと宣伝。近々、親ゼミを始めます。)

http://questnet.co.jp/information/14704/

 

「よく頑張ったな、えらいぞ」

「すごいじゃないか、さすがだな」

こういった誉め言葉は嬉しいし、励みにもなる。

 

「頑張っているのを見ていて、嬉しかったよ」

「すごいなぁ君は、、、ボクも君のようになりたくなっちゃったよ」

承認の言葉は、誉め言葉に似ているけれど、少し違う。

伝わることが、何か違う。

心に届く。

 

子どもへの関わりだけでなく、人との関わりでこの「承認」を身につけることは、関係性を劇的に変えていく。

 

キャンプファイヤーでは、イントラが一人ひとりに承認の言葉をかけていく。

黙って聞いている子どもたちの、嬉しそうな顔や、中には涙ぐむ子どももいる。

 

最後に、「〇〇と一緒に、グロースの体験ができて、楽しかったひとぉ!」と聞くと、

闇の中から、「はぁーい!!」とみんなの声が聞こえる。

 

キャンプファイヤの火が、子どもたちのやさしい表情をチラチラと照らしている。

 

そろそろ終えようとした頃に、病院からTKHとSOUが元気に?帰ってきた。

全員から大歓迎を受ける。

大事な仲間が無事に帰って来た喜びがあふれる。

 

薪のはぜる音を聞きながら、全員が一人ひとりに集中してその存在を認めている時間。

子どもたちが、お互いにふれあい、ハグしたり、笑いあっている。

この静かであたたかな時間が、ボクはたまらなく好きだ。

 

今年のグロースも、例年通り、いろいろあった。

なんとか、ここまでこぎつけた。

 

でも、最終日にも、まだまだドラマが待っていたとは、、、、、

 

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