29回グロースセミナー4日目その1
快晴が続いていた士幌高原。
雲が出ている4日目の朝は、気温が12度。
今朝は8時起床。
それまでの間に、ボクは、サポーターのフミトとヨウスケと一緒に、高原をロケハンする。
今日の午後に行うサポーターゲームの下見。
実は子どもたちは、このサポーターゲームが大好きだ。
毎年、大興奮でチームで必死に取り組む、高原全体を使った、まるでロールプレイングゲームの様。
このゲームの目的は、二つ。
一つは、いつも裏方で支えてくれていたサポーターたちと、子どもたちが直接交流する時間を作ること。
もう一つは、4日間で創り上げて来たチームシップを、彼ら自身が実感すること。
午前中は、ネイチャーゲーム。
目隠しイモムシ
目隠しトレイル
高原でのビジョンの絵
子どもたちは、気持ちのいい高原でのびのびと実習を体験していく。
そして、昼食の後、いよいよサポーターゲームのスタート。
毎年この問題を考えるのに、夜なべをして(表現が古いけど本当の事)やっている。
この問題を皮切りに、各グループが、サポーターたちが待ち受けている1,2,3,4のポイントに行って、課題を一つ一つクリアしていく。
一つクリアするたびに受け取るキーワードが、最終問題となっていて、それに正解するとゴールだ。
子どもたちは、ワクワクしながら、時には頭を抱えながら取り組む。
全チームがスタートの問題をクリアした後、やんまのSOUがまた発熱している事が判明。
朝の段階では熱も下がっていたのだけれども、やむを得ず彼のチャレンジは中断されて、ロッジで休ませることに。
順調に各ポイントをクリアしていく途中で、ひるめしーずのリーダーTHTがMTBで転倒。
かなり深い傷を負っている。
処置が必要と判断し、またまた
「さだー!病院!」
高熱になってしまったSOUも連れていくことに。
さすがにさだ一人では大変なので、今回は同じくサポーターのよりこも付き添ってもらった。
これほど病院通いを繰りかえしたグロースはなかった。
ボクたちスタッフは6月に、このグロースセミナーに向けてしっかりとグランディングする。
参加目的を明確にし、成長と貢献を宣言する。
その際に、全員で決めた5つの心得がある。
その中の一つ
「安全の源」
子どもたちに、その環境を提供しきれなかったことが悔やまれ、反省しきり。
グロースはいつも危険と隣り合わせで、でも、安全を作り出してきたからこそ29年継続してこれた。
だからこそ子どもたちも、ボクたちスタッフも本気のチャレンジができる。
発熱も、ケガも、二度と起きないようにと、ボクにあらたな課題が与えられた。
学びは、尽きることがない。
5時。
最後の夕食は高原でのバーベキュー。
サポーターだけでなく、気球のオヤジ、山下さんも差し入れを持ってきてくれた。
子どもたちは、本当に士幌のオヤジたちに愛されている。
日が落ちてくる。
キャンプファイヤーの準備