29回グロースセミナー2日目その1
起床は5時。
東の空が赤く染まる。
例年、雨が多く、特に朝は霧が下りていることがほとんどの士幌高原が、今朝は晴れ渡っている。
もういくつかのテントからは声が聞こえる。
昨晩は、それなりに冷えたものの、雨も降らず3枚の毛布にくるまってぐっすり眠れたようだ。
一つのテントだけ、洪水?になってしまったけれど・・・・
テントを撤収し、ロッジ前に集合。
今日の予定を子どもたちに伝える。
山に登る実習を予定している。
この山は、地元の小学生は3年生になってから登る。
急斜面や、クマザサでふさがれている道、岩場、登頂するには、数々の困難がある。
時には、クマが山道をふさいでいたこともある。
1年生が5人。
全員で安全に登頂し、下山する。
このことをやるかやらないかを、グループで話し合う事。
正直、1年生の体では、全身を使ってよじ登らなければならないような場所がいくつもある。
その代わり、山頂から見る景色は絶景。
子どもたちが、真剣に話し合いを始める。
リピーターたちは、山の大変さをよく知っているからこそ、初参加の子どもたちに丁寧に説明をしている。
約10分後。
全員が「やる!」と決めた。
2日目のプログラムが始まる。