おやおや、親ってなに?
「二度とやるんじゃねーぞ、わかったか。今度やったら、もう捨てるからな」
これ、つい最近街中で聞いた子どもに怒鳴る親の声。
激しい言葉で驚きました。
おかあさんが、おそらく4‐5歳の子どもに向かって怒鳴ってたんです。
その男の子は、片手に、おもちゃの電車を持っていました。
おかあさんに、その電車を取り上げられ、この言葉で怒鳴られて、烈火のごとく泣き叫んでました。
何があったのかはわかりません。
ボクは、その脇を歩いて通り抜けたのですが、ずいぶん離れてもまだその子の泣き声は聞こえていました。
親も、大変です。
わかります。
ボクも何度もまだ幼い娘たちを、まるで脅すように怒鳴ったことが。
その時その時で、親も精いっぱいです。
ホントは怒りたくないんです。
でも、でも、誰も幸せじゃないですよね。
ボクもなんだか切ない気持ちでした。
ほんのちょっと、ボクたち親に余裕があれば、
ほんのちょっと、大目に見てあげることができたら、
ほんのちょっと、しゃがんで、子どもと目をあわせて話せたら、
ほんのちょっと、自分も小さいころおんなじだったことを思い出すことができたら、、、、
昨年から、「親ゼミ」やってます。
熱心なお母さんや、関心のある人たちが学びに来てくれています。
子どもの幸せを願うのは誰もが同じ。
子どものために勉強するんですから、頭が下がります。
子どもが幸せな人生を生きてもらいたくて学ぶんです。
でも、結局、子どものためと言いながら、親が、親自身が自分を成長させる学びをしていることが一番大事なんですよ、
子どもの成長を願う前に、自分も成長させなきゃ、、、ですよね。
親ゼミ、月に一回いろんなテーマでやっています。
クエストのスタジオですから、定員はありますが、数席はまだ空いてます。
2019年の1月のテーマは、「承認」
自分を認め、お互いを認め合う心を育てるための言葉がけをしっかり学んでいただきます。
一番大事なテーマと言えるかもしれない。
今回は、終了後、「教育としてのアートセラピー」に関心のある方に向けた説明会も予定しています。
1月23日(水)です。
お待ちしていますね。
申し込みはこちら。
https://questnet.co.jp/request/
2019年あけましておめでとうございます
平成最後の正月を迎えました。
昭和の元号が変わるときのことは、まだ記憶に新しい。
大正、昭和、平成と3つの元号のもとを生き抜いた母がすごいと思っていた。
だから、まさか自分も3つ目の元号のもとで生きることになるなんて思いもよらなかった。
4月1日に発表されるようですが、さて、どんな元号となるのでしょうね。
昨晩は、12:00を過ぎて、毎年の恒例ですが、目黒不動尊へ新年のご挨拶へ行って参りました。
例年は、うなぎの西村まで長い列が伸びているのに、どういうわけか、今年は参拝客が少なく境内に入ってからの行列。
それでも、本堂の中は、押し合いへし合いで、ゆっくり参拝できる状態ではなかったけれど。
また、新しい一年が始まりました。
新たな気持ちで、日々を感謝しながら生きていきます。
皆様にとって、良い年となりますようにお祈り申し上げます。
「まっすぐに晴れ晴れと」の一年
「まっすぐに晴れ晴れと」
これは、2018年の年賀状に書いた言葉。
この言葉通りに、今年一年、どれほど生きることができただろうか。
スケジュール帳を開いてみると、相変わらず、ぎっしりとスケジュールが書かれていて、空白の日がほとんどない。
毎日を忙しく過ごしたけれど、まじめに仕事をし、その仕事を楽しみ、プライベートも面白おかしく過ごしてきた。
体調を崩すこともなく、年を超えることができそうだ。
気持ちは「晴れ晴れと」とは、いかないことも多々あったけれど、年の瀬に、スタッフと酒を酌み交わし、恒例のカラオケで大声を出して発散し、すっきりと仕事納めができました。
2019年は、年号が変わり、消費税増税もある。
何が起きるのかわからない世の中だけれども、自分の軸をしっかり意識して、新しい年を迎えようと思います。
皆様も、どうぞ良い年をお迎えください。
一年間、ありがとうございました。
モノクロームの世界~玉掛寫眞館
ボクの家の仏壇には、20数年前に亡くなった父の遺影がある。
ロスに行ったときに、スタジオで撮ってもらったらしい。
モノクロで、ボクが大好きな写真である。
いつかモノクロの似合う年齢になったら、誰かに撮影してもらおうとかねがね思っていた。
高校の美術の教師がいる。
彼はかつて、人にかかわることがあんまり得意ではなく、自分と向き合いながら、ものづくりをするプロダクトデザインの仕事をしていた。
ある日ひょんなきっかけから、人に寄り添いかかわることができる自分出会った。
そしてそれが自分の好きなことだと気づいた。
教師になりたいと一念発起し、今は高校の美術の教師をしている。
毎日、放課後に生徒の作品に寄り添い、指導し、一人一人の中に眠る才能を導き出している。
その傍ら、生徒たちの写真を撮るようになった。
モノクロームで。
その写真を見る機会が何度かあって、いつか彼に是非を撮ってもらいたいと思っていた。
先日彼のスタジオ兼自宅のある埼玉の蕨で、撮影してもらった。
とてもあたたかな秋晴れの日で、富士山を眺めることのできるウッドデッキのある素敵なスタジオだった。
そして、昨日、その作品を届けていただいた。
ワクワクしながら、その作品を見て、ボクは本当にうれしかった。
自分の姿をほめるようで心苦しいけれど、でも、心から満足する作品に仕上げていただいた。
玉掛さんが手間をかけて現像してくれた。
これはその作品ではなく、データからプリンターで焼いたものだけれども、みなさんに見ていただきたい。
久々に、自慢、です!
どうよ、いいでしょう!!
ちなみに、玉掛寫眞館で撮影をしてほしい人は、facebookのこちらまで。
https://www.facebook.com/tamakorox/
スパイダーウィック家の謎 第2期
この写真、なんだかわかります?
BIG WAVE、、、、に見えちゃいますよね。
今朝、空を見上げたらおもしろい雲が広がっていて、その中でも見ていたらサーフィンをやるような(ボクはやりませんが)BIG WAVEに見える雲を思わすカシャリ。
雲は子どもの頃から(きっと誰もが)投影の格好の遊び道具。
イマジネーションは、心を広げてくれるんです。
さて、ファンタジー続編。このタイトル、ワクワクします。
第2期ですよ、第2期。
もちろん第1期はちょうどひと月前にブログアップしましたが、読み終えてまたまたAMAZONへ。
このお話は、妖精図鑑なる本の存在をめぐって、それを持っている人間と妖精たちとの遭遇と言うか、争いと言うか、それに巻き込まれていく3人姉弟たち、と言ったストーリー。
(そういえば、この妖精図鑑も出版されている)
前作は全5巻で、読みごたえがあったけど、今回は全3巻。このボリュームにちょっと物足りないなぁ、なんて思っていたけど大間違い。
後半の、子どもたちとジャイアントの争いあたりから、のめりこんで読んでしまった。
おもしろい本を読み終えてしまった時の、がっかりした気分を皆さんも味わったことがあるでしょう。
今回は、3巻の中盤からなんだか残念で、それでも早く結末が知りたくて、何とも言えない気分で読みえた。
65歳のおっさんが、こういう児童向けのファンタジーを楽しんで読むというのは、「子供じみている」と言う声も聞こえて来るけれど、クエストの卒業生の皆さんは、そのことの価値を十分に理解してくださっていると思う。
ファンタジーは読み手のイマジネーションを活発にして、それを広げてくれる。
ところで、ジャイアントたちが登場するお話の名作と言えば、いろいろあるけれど、ボクが好きなのは、ロアルド・ダールの『オ・ヤサシ巨人BFG』
読んだことありますか?
ロアルド・ダールはイギリスの作家で、有名なのは、『チョコレート工場の秘密』『おばけもものが行く』とか、特に大好きなのは『マチルダはちいさな大天才』。
ボクはこの作家の大ファンで、ロンドン郊外にある実家を改造した美術館にも行ったほど。
話がそれました。
『オ・ヤサシ巨人BFG』に出てくる巨人は、悪い大巨人と、とてもやさしい小さな巨人が登場する。
エリザベス女王まで巻き込む一大ファンタジーで、これも映画になっているようです。
でも、映画もいいけど文字を読むことをお勧めします。
何度も繰り返しになるけれど、大人になってからこそ、ファンタジーを読む価値があるんです。
イマジネーションを活発にして、明日の問題や課題をクリアしていきましょう!!
森を歩く~脳のスペースをつくる
今年最後のボクの講座は、「閃きと創造の人生学」
2年目を迎えた。
少人数での開催で、ボクとしても一人一人丁寧にかかわることができる。
閃きは創造と一体である
脳の専門家である茂木健一郎さんの言葉である。
ユング心理学でいえば、「アニマ(女性性)とアニムス(男性性)の統合による創造」ということ。
閃きは、どこからかやってくるのではなく、自分の内なる世界から湧き上がってくる。
閃きのセンスがないとか、
閃かないとかいう人がいるけれど、
それは、単に自我でブロックされているだけ。
初回は、土曜と日曜を使ってそれぞれのこれからの課題に取り組んだ。
そして、今日は、林試の森公園で「森を歩く」時間。
脳の閃きのためのスペースをつくるために。
一定のリズムで、呼吸を意識して、ひたすら「歩く」
ただそれだけの時間が、どれほど豊かな時間なのか。
この二日間ですでに、止まっていた時間を動かし始めた人もいる。
最後のメタ認知を使ったアートワークも、素晴らしかった。
この講座、ボクが言うのもなんですが、好きな講座です。
2期生の奇跡に、わくわくする。