エニアグラムと自分探し
中国の古い逸話に3人の仙人の話がある。
多くのものを人間に与えたけれど、一番大事な「自分」のことは自分で見つけさせることにしようということになった。
3人の仙人は、奥深い山にしようか、それとも海の底深くに隠そうか、といろいろ話し合った挙句、
「そうだ、彼らの心の奥深くに隠しておこう」
ボクたちは、ボクたち自身について知っているようでほとんどを知らない。
何のために生まれてきたのか
どんな使命があって生きているのか
いったい自分は誰なのか
ボクは約30年、「自分を知るため」の講座をやり続けているけれど、今でも相変わらず知らない自分に出会うことがある。
「自己分析」と言うワードは、お前はこういう人間だ、と決めつけられるような気がしてボクは嫌なんだけれども、エニアグラムによる自己分析はとても面白い。
20数年前に、日本にエニアグラムを導入した聖心会のシスター鈴木から指導を受け、クエストでもワークショップをやり続けている。
人間の性格傾向を9タイプに分けるのだから、いくつもある類型論と同じのような気がするけれど、エニアグラムは少し違う。
分類することが目的ではなくて、自己成長と他者理解のための2000年以上前からある智恵。
いまでは心理学になってはいるけれど、このエニアグラムは、仙人たちが隠した「あれ」なんじゃないかと思うほど、深い智恵にあふれている。
最近ではいろいろな場所でこの理論が導入されているようだけれど、たんなる性格分類になってしまっていることろも多いらしいのは残念だ。
12月1日に予定しているワークショップのテーマは「弱みと強み」
https://questnet.co.jp/quest-self/enneagram/15483/
何回か繰り返しやっているテーマだけれども、奥深いテーマだ。
エニアグラムの良さは、「自分のタイプがわかっておしまい」、ではなくて、そこからどう成長していけばよいのかと言うガイドが示されること。
今回は、今までのリピーターにも参加してもらいながら、より大きな人数でエニアグラムの面白さを知ってもらう予定。
弱みを隠すよりも、弱みを知って個性に変えていく。
強みを誇示するよりも、その強みを世の中のために使っていく。
元号が変わる2019年に向けて、あたらしい自分を作っていきましょう。
今年のスタッフ旅行
少し前になりますが、恒例の秋のスタッフ旅行に行ってきました。
今年は、近間で湯河原へ。
その前に、以前から行ってみたかった三島にある「クレマチスの丘」へ。
小高い丘の上にある素敵な美術館です。
ジュリアーノ・ヴァンジと言うイタリアの彫刻家の常設展のほか、ビュッフェや井上靖の展示もあり、ゆっくりとたっぷりと楽しめます。
クレマチスの丘、と言うぐらいですから、本来はクレマチスの花が咲き誇っているようなのですが、残念ながら、そのタイミングではなかったようです。
それでも、彫刻が配置された、とても丁寧に手入れされた庭を堪能できました。
夜は、ゆったりと温泉に浸かり、おいしい食事を食べ、のんびりごろごろして過ごしました。
来年は、もう少し足を延ばしたいところ。
時間も、もうすこしたっぷりと。
楽しい2日間でした。
Art Bar(アートバー)
代官山にある、ArtBarに行ってきました。
ご縁をいただいた、上平さんにご紹介いただき、ワインを飲みながらのアート体験です。
今夜のプログラムは、Acrylic Paint Pouring Technique.
日本語にすると、「たらしこみ画法」。
おかしな画法に聞こえますが、キャンバスの上にアクリル絵の具をたらし、そう、マーブリングの様に仕上げていきます。
様々な色を混ぜ、さらにオイルを少し混ぜる。
手でキャンバスを動かしながら前面に広げていき、クライマックスは、ガスバーナーで焼く!!
すると、わずかに入っていたオイルがプチプチと花開くように現れます。
キャシーさんと言うファシリテーターが、楽しく指導してくれて、会場は大盛り上がりでした。
代官山だけでなく、千駄ヶ谷にもスタジオがあるようです。
毎日のようにプログラムがありますから、興味のある方は一度ぜひ行ってみてください。
ラジオNIKKEIの収録してきました
先日のブログでもお伝えしたように、旺文社刊の『親が知っておきたい大切なこと』シリーズについてラジオNIKKEIの「本の雑談」と言う番組にゲストで呼ばれました。
このシリーズは、
親・子の片づけ教育研究所理事の橋口真樹子さん監修の「整理整頓」と、
ボクが監修に携わって「友だち関係」の2冊が刊行されています。
虎ノ門にあるラジオNIKKEIのスタジオで2本分の収録が行われました。
「雑談」と言うことなので、気楽にいろいろお話しさせていただきました。
進行の旺文社の荒井さんは、汗をかきかき大変だったようですが、楽しい時間になりました。
片付けの橋口先生のお話には、共感するところがたくさん。
子どもに片付けなさいと繰り返し伝えても、思い通りにならない理由の一つが、「片付けの意味」を、親子で共有できていないから、ということ。
そのうえで、子どもが片付けたくなるような環境を作ってあげること。
確かに、片付けることが、自分にとって意味のあることになれば、言われなくてもやれそうです。
ボク自身、片付けにはあまり興味がなくて(もちろん整理されている状態は気持ちいいのですが)デスクは、いつもカオス。
スタッフからも、「整理整頓の、この本をよく読んでほしい」と言われております。
ボクの父のデスクには、受話器以外何も置いてありませんでした。
毎日オフィスを出る時には、きれいに片付いています。
まとめてどこかに放り込んであるわけではなく、片づけたものも、きちんと整理整頓されていたのを覚えています。
そのDNAは、今のところボクの体の中で眠ったままのようです。
さて、放送は、明日の11月7日と、11月14日。
ボクは、14日分で放送されます。
アプリの「radiko」で、1週間はチェックできるそうです。
どうぞ、時間を見つけて聴いてくださいね。
ラジオNIKKEIの収録してきました
先日のブログでもお伝えしたように、旺文社刊の『親が知っておきたい大切なこと』シリーズについてラジオNIKKEIの「本の雑談」と言う番組にゲストで呼ばれました。
このシリーズは、
親・子の片づけ教育研究所理事の橋口真樹子さん監修の「整理整頓」と、
ボクが監修に携わって「友だち関係」の2冊が刊行されています。
虎ノ門にあるラジオNIKKEIのスタジオで2本分の収録が行われました。
「雑談」と言うことなので、気楽にいろいろお話しさせていただきました。
進行の旺文社の荒井さんは、汗をかきかき大変だったようですが、楽しい時間になりました。
片付けの橋口先生のお話には、共感するところがたくさん。
子どもに片付けなさいと繰り返し伝えても、思い通りにならない理由の一つが、「片付けの意味」を、親子で共有できていないから、ということ。
そのうえで、子どもが片付けたくなるような環境を作ってあげること。
確かに、片付けることが、自分にとって意味のあることになれば、言われなくてもやれそうです。
ボク自身、片付けにはあまり興味がなくて(もちろん整理されている状態は気持ちいいのですが)デスクは、いつもカオス。
スタッフからも、「整理整頓の、この本をよく読んでほしい」と言われております。
ボクの父のデスクには、受話器以外何も置いてありませんでした。
毎日オフィスを出る時には、きれいに片付いています。
まとめてどこかに放り込んであるわけではなく、片づけたものも、きちんと整理整頓されていたのを覚えています。
そのDNAは、今のところボクの体の中で眠ったままのようです。
さて、放送は、明日の11月7日と、11月14日。
ボクは、14日分で放送されます。
アプリの「radiko」で、1週間はチェックできるそうです。
どうぞ、時間を見つけて聴いてくださいね。
子ども未来研究所の成人式と、柴崎のラジオ出演
親は無くとも子は育つ、と言う言葉があります。
親は、何かと子どものために世話を焼き、育てようとします。
でも、育てようとすると、親は親の価値観を伝えることになります。
もちろん、人間として大事な価値観なら問題ないのですが、親自身の個人的な価値観となると、いろいろな課題が生じてきます。
子は育つ。
親がすることは、「教えること」や「育てること」ではなく、それ以上に、
子どもが「教わりたい」「育ちたい」という意思を持つための「環境を与えてあげること」なのです。
良かれと思って、世話を焼けば焼くほど、「子どもが自分の力で育つ」環境は奪われていきます。
毎年11月3日は、子ども未来研究所の教室を主宰しているセラピストさんが一堂に集まる「ブラッシュアップセミナー」があります。
今年は特別で、設立20周年の年。
いわば、子ども未来研究所の成人式。
人間も20歳で大人の仲間入りをするように、実は、子ども未来も今年から「オトナ」になりました。
と言うのも、昨年までは、この大切な一日を私や千桂子先生が中心にプログラムしていました。
そう、良かれと思ってボクは世話を焼いてきたのです。
望まれていたかどうかもわからずに。
そのことでよかったこともきっとたくさんあったでしょうが(そうであってほしい)
きっと、みんなが自立していくことを同時に妨げてもいたのだと思うのです。
そこで、昨年ボクは、宣言をしました。
「もう、ボクはやらないよ。立派に活動しているみんなが子ども未来を創りだしているんだから、自分たちでやってみよう」
突然の宣言でしたが、そんなことで動揺するようなヤワなセラピストさんたちではありません。
ボクの宣言を見事に受け止めて、そして今回、全員でそれをやり遂げました。(頼もしい)
研究所が20歳になって、本当の意味でこの組織が自立を始めたんだなぁ、と言う感慨深い一日だったのです。
さて、そんな子育ての関係で、2週にわたってラジオNIKEIさんの番組にゲスト出演することになりました。
旺文社さんからの声掛けで、今回出版された
『親が知っておきたい大切なこと 1 自分から片付けるようになる 整理整頓』
『親が知っておきたい大切なこと 2 自分で解決できるようになる 友だち関係』
この2冊に関して
11月7日が「整理整頓」の監修の橋口真樹子さん中心に。
11月14日が、「友だち関係」監修のボクを中心とした番組になるようです。
番組名は、
ラジオNIKKEI 「本の雑談」
午前11時35分から11時50分です。
番組の聴き方は
でも、11月7日は、ちょうどその時間にボクは親向けの講演会をしていますので、聴けないか、、、、
親ゼミナール - 柴崎嘉寿隆の未来創造塾/クエスト総合研究所
時間があれば、いや、みなさんは時間を作って7日と14日はぜひ聴いてくださいね。
明日収録に行ってきまーす!
教えるということ、伝えていくということ
心理学では、人間成長の発達段階が示されることが多い。
深層心理学のフロイトは「心理性的発達段階」として、特に子どもの頃の発達に関して。
発達心理学者と呼ばれるエリクソンは「心理社会的発達理論」として幼少期から老年期まで8段階に分けて考察している。
現代社会は、寿命がどんどん伸びている時代だから、エリクソンの言う「老年期」が一体何歳からなのかは、特定は難しいし、そんなものは個人差があって当然。
ボクは、月が明けたら65歳になるので、発達理論上は、老年期かもしれない。
老年期の主な仕事は、自分が経験してきたことを、次の世代に伝えていくこととされている。
いつまでも現実にしがみつくのではなく、潔く手放して、そのノウハウや経験をつぎの代にバトンしていくことが求められるのだ。
ボクは、と言うと、相変わらず大好きな仕事をしていて、それもボクにしかできないようなことをやり続けている。
でも、それだけじゃ、いけないな、って思って、
「さて何ができるだろうか?」と思案していた矢先に、先日来お伝えしている旺文社さんからの話があって、本が出版された。
ボクにできることの一つに、「子どもを自立させていくための親の大事な心構え」を伝えていけたらなぁ、と思ったわけです。
9月に一度講演会をやって、来週からは、「親ゼミナール」が始まる。
親は、親としての教育が義務付けられているわけじゃなくて、ぶっつけ本番がほとんど。
でも、きちんと学んでいれば避けられることや、子どもにとって親にとってもよいことがたくさんあるんです。
もちろん、ハウツーはすでに世の中に、そういった講座や書籍が山ほどあるだろうから、ボクの役割ではありません。
自分を見つめる講座をやり続けてきたボクだからこそ、できること、伝えられることがたくさんある。
特に、子育てという、ボクたちの未来を創りだしていくような大事なことにかかわっているお母さんたちには、子どもだけじゃなくて、自分自身のことをたっぷりと大切にしてもらいたい。
だから、ボクの30年以上になる経験を整理してお伝えしていきたいと強く強く思うのです。
9月の講演会が好評だったので、11月にも講演会を予定している。
さらに、いろんな地域や場所から「声がかかればでかけていきます!」と、つい調子に乗って宣言してしまった。
してしまった、と書いたけれど、じつはそんな風に声をかけてもらえたら、ボクのの頃に人生は今よりもっと楽しくなりそう。
この年になって、新しい人との出会いがあるのは、なかなかないことだと思いますからね。
人生を一年で例えるなら、もうボクは秋から冬あたり。
でも秋だからと言って終わっていくというイメージよりも、さらに!高く!深く!極めていける、と、勝手に独りよがりで感じている。
と言うわけで、「親ゼミナール」は、5つのテーマを毎月やっていく予定で、ボクもとても楽しみにしています。
1回目は、「問いかけ」
質問じゃなくて、「問いかけること」で、子どもが自分で考える力を伸ばしていく。
子どもを自立させるには、親は親なりに覚悟がいりますから、お勉強は役立ちます。
あと数席だけあるようですから、時間のある方は是非お問い合わせください。